私は、小さい頃おじいちゃんっ子でした。
おじいちゃんは、すごく厳しい・・厳格な人だったそうです。周囲からも変わり者?というか
非常識なことが嫌いだったり、曲がったことが嫌いだったり、年寄りは汚いから・・・と
身だしなみにとても気を使っているおじいちゃんでした。
母方のおじいちゃんだったんですけど、母は三姉妹で女性率の高い家庭でした。
でも、孫は男の子ばかりで、私はそんないとこの中で一番年下の女の子!
おじいちゃんは、そんな私が可愛かったのか?すごく可愛がってくれたし、
とても優しかったです。私たちがおじいちゃんの家に行くときは、必ず家の前で
ウロウロ・・・笑 いつからそこで待っていたんだろう?と毎回思っていました。
嬉しそうに、車の駐車の誘導をしてくれたり・・・。
よく、散歩に連れて行ってくれました。
おじいちゃんの特等席には、火鉢と日本茶を入れるポット・急須・お茶っぱ・湯呑みがあって
濃い苦そうなお茶を好んで飲んでいました。お湯を入れるお手伝いをしたり・・・
そんなおじいちゃんのあぐらを組んだ上においでおいでと言われて座らせてもらうのが
嬉しくて・・・。宝探しのように、私が探す場所にお小遣いをおいてくれていたのを
懐かしく思い出します。おばあちゃんに後から聞いた話ですが、私がくる前に
私が見つけて喜ぶように・・とおじいちゃんがいつもセッティングしていたそうです。
近くに住んでいた時は、私が幼稚園ぐらいの時、家で怒られて・・暗い時によく家出をしていました。笑
(今の世の中では危ないですね)
おじいちゃんの家に向かっているのはみんなわかっているので、いつもおじいちゃんが泣きながら歩いている
私を急いで保護してくれました。
私の家出癖は小さい頃から・・・笑
私を怒らせたら何処かいなくなっちゃいますので、すぐに捕まえてくださいね!笑
おじいちゃんは私を丸ごと愛してくれていたように感じます。
この感覚は私のSMの原点かもしれません。
私の良いところも・・ダメなところも・・全てを愛おしく思って欲しい。
それが私の幸せ。
大きな・・広い心に包まれたい。
そんな人に出会える世界かもしれない・・・。
私はそう思います。